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羽アリが出た家は売れない?不動産売却前にすべき調査とは

羽アリが出た家は売れない?不動産売却前にすべき調査とは
リムケア編集部
執筆・監修者 いしかわ けんいち(Ishikawa Kenichi) 害虫駆除専門家・しろあり防除施工士(公益社団法人 日本しろあり対策協会認定)

「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

家の中で羽アリを見つけたとき、「もしかしてこの家、もう売れないのでは?」と不安になる方は少なくありません。特に、マイホームの売却や査定を考えている場合、その不安は大きくなります。

この記事では、羽アリが出た家でも本当に売却できるのか、不動産の価値にどう影響するのかを、住宅売買とシロアリ対策の専門的視点からわかりやすく解説します。売却前に行うべき具体的な調査や準備についても紹介しますので、不安を感じた方はぜひご一読ください。

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この記事で分かること

羽アリが出た家は売れますか?
売れます。羽アリだけで売却不可にはなりません。被害の有無と点検報告書、適切な処置の提示で不安を解消し、査定への影響を抑えられます。
羽アリが出た場合、不動産売却で告知義務はありますか?
あります。知りながら伝えないと契約解除や損害賠償のリスク。まず事実を調査し、発生状況と対応を正直に開示することが、自衛と円滑な取引につながります。
羽アリで査定額は下がりますか?
一概に下がりません。被害なし・調査済・修繕済・保証書ありなら評価は維持しやすい。隠すより開示のほうが信頼を得やすく、売却も十分可能です。

羽アリ=シロアリとは限らないが、売却前には確認すべき

羽アリが出た=すぐに家が売れなくなる、というわけではありません。ただし、羽アリがシロアリの可能性がある以上、住宅の安全性や資産価値に関わる問題として扱われます。

多くの買主や不動産会社は、「羽アリが出た」という事実がある場合、念のために建物の状態を確認したがるものです。購入後に高額な修繕費用が発生するリスクを避けるためです。

売却前にすべき第一歩は「事実の把握」

不動産売却時に一番避けたいのは、「知らなかった」が通用しないトラブルです。まずは以下の点をチェックしましょう。

  • 羽アリが出た場所・時期・頻度
  • 木材部分に異常はあるか(床がきしむ、柱がもろい など)
  • 羽アリが1回きりか、毎年発生しているか

こうした情報をメモしておくことで、後々の調査や説明にも役立ちます。

重要なのは「専門業者による点検」と「報告書の提出」

不動産会社や買主が本当に気にするのは、「羽アリが出たこと」ではなく「ちゃんと調査・対処されたかどうか」です。

信頼できるシロアリ専門業者に依頼し、点検結果の報告書や、必要な処置がされている証明書を提出することで、買主側の不安を和らげられます。

なぜ報告書が大切なのか?

羽アリが出たことを正しく伝えるには、「ちゃんと調査しました」と証明できる書類が必要です。それが、シロアリ業者が発行する報告書です。

    報告書が大切な理由
  • 状況が正確に伝わる
  • 買主の安心材料になる
  • 査定額のマイナス評価を防げる
  • トラブル時の証拠としても使える

報告書があれば、買主に安心してもらいやすくなり、信頼できる物件として前向きに検討してもらえます。

告知義務を怠ると契約解除・損害賠償のリスクも

不動産売却では、売主には「告知義務(重要な事実を買主に伝える義務)」があります。シロアリ被害の可能性を知っていたにもかかわらず伝えなかった場合、売買契約の解除や損害賠償請求につながることもあります。

羽アリを見かけたら「まず調査し、知っていることを正直に伝える」ことが、結果的に自分を守ることにもなります。

羽アリが出た家の査定額はどうなる?

羽アリの出現だけで、すぐに査定額が大きく下がるとは限りません。実際には、以下のようなポイントを見られます。

評価ポイント査定への影響
被害の有無被害なしなら影響は小さい
調査・証明書の有無あり:信頼感アップ/なし:不安要素
修繕・駆除の有無適切な対応がされていれば問題視されにくい
売主の対応隠さず開示する方が評価されやすい

「羽アリが出た=価値が下がる」とは限らず、対応の仕方次第で十分に売却は可能です。

売却を考えているなら「伝え方」と「準備」がカギ

羽アリが出たことを不安に思うのは当然です。ただし、それを「隠す」のではなく、「正確に調べて、適切に伝える」ことが大切です。

売却前にやるべき3ステップ

売却前に不安を感じているなら、まずは次の3つのステップを実行してみましょう。どれも難しいことではなく、安心して売却を進めるための基本です。

    売却前にやるべき3ステップ
  • 羽アリの発生状況を記録する
  • 専門業者に点検を依頼する
  • 調査結果と対応状況を資料として準備する

この3つをしっかり行えば、買主との信頼関係を築く助けになります。売却をスムーズに進めるためにも、事前の準備がとても大切です。

まとめ:羽アリが出た家でも、誠実な対応で売却は可能

羽アリが出たからといって、家が売れなくなるとは限りません。大切なのは、「問題があったかどうか」よりも「それにどう向き合ったか」です。

  • 買主は「きちんと調査されているか」「安心して住めるか」を重視
  • 売主は「情報を隠さず開示することで信頼される」

不安なまま売却に進むのではなく、まずは現状を把握し、正しい準備を整えておきましょう。

羽アリの駆除費用に関するよくある質問

羽アリが出た家は売れますか?
売れます。理由は「羽アリの事実」より「調査と対処の履歴」が評価されるためです。具体例として、点検報告書や修繕・防蟻処理の記録を提示すれば不安を抑え、査定への影響を最小化できます。
羽アリが出た場合、不動産売却で告知義務はありますか?
あります。理由は、売主が重要事実を隠すと契約解除や損害賠償に発展する可能性があるためです。具体例として、発生状況を調査し、報告書とともに正直に開示することが自衛と円滑な取引につながります。
羽アリで査定額は下がりますか?
一概に下がりません。理由は、被害の有無や調査・証明書、修繕の履歴、開示姿勢など複数要素で判断されるためです。具体例として、調査済・保証書ありなら信頼が上がり、価格下落や電気代増につながる劣化も抑制できます。
売却前の第一歩は何をすべきですか?
事実の把握です。理由は、再発や被害の推定に必要な基礎情報が説得力を左右するためです。具体例として、発生場所・時期・頻度、床のきしみや木粉などを記録し、後の点検・清掃や説明で効率よく使いましょう。
買主や不動産会社が重視する資料は何ですか?
専門業者の点検報告書と処置の証明です。理由は、調査と対処の客観的根拠が安心材料になるためです。具体例として、報告書があれば査定のマイナス評価を防ぎやすく、取引のスピードと効率も上がります。
高く売るために準備しておくべきことは?
調査・修繕・開示の三点セットです。理由は、被害がなくても「きちんと確認した」事実が信頼を生むためです。具体例として、インスペクションと防蟻処理、写真・報告書の提示で安心感を高め、価格の維持を狙えます。
羽アリを放置すると売却にどんな影響がありますか?
値下げや販売中断のリスクが高まります。理由は、点検記録や保証が無いと不安が増幅しやすいためです。具体例として、内見中の放置で約2か月中断・約80万円の値引きに至ったケースがあり、早期対応が得策です。
賃貸物件で羽アリを見たら入居者はどうすべきですか?
即報告と調査です。理由は、放置すると原状回復で修繕費を請求される可能性があるためです。具体例として、浴室付近の目撃を無視し、退去時に床下被害が発覚して約30万円請求された事例があります。
築浅でも羽アリ対策や点検は必要ですか?
必要です。理由は、防蟻処理の効果は永続ではなく、高気密で湿気がこもる家では劣化が進むためです。具体例として、保証切れ後に点検不足で被害が拡大し、再防蟻・修繕が必要になったケースがあります。
省エネや生活コストの面でも早期対策は意味がありますか?
あります。理由は、構造材の劣化が隙間風や断熱低下を招き、冷暖房効率が落ちて電気代が上がるためです。具体例として、早期の点検と補修で室内環境を安定させ、売却時の印象と省エネ性を両立できます。

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