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ヤマトシロアリの羽アリを見つけたら?今すぐやるべき3つの対処法

ヤマトシロアリの羽アリを見つけたら?今すぐやるべき3つの対処法
リムケア編集部
執筆・監修者 いしかわ けんいち(Ishikawa Kenichi) 害虫駆除専門家・しろあり防除施工士(公益社団法人 日本しろあり対策協会認定)

「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

家の中で羽アリを見かけたら、それはヤマトシロアリの可能性があります。ヤマトシロアリは、気づかないうちに木造住宅を内部から食い荒らす厄介な害虫です。深刻な被害を防ぐためには、早期の対応が不可欠です。

この記事では、ヤマトシロアリの羽アリを見つけたときにすぐに行うべき3つの対処法を詳しく解説します。自分でできる応急処置から、信頼できる業者への相談のタイミングまで、ヤマトシロアリ対策に必要な情報をわかりやすくまとめました。

ヤマトシロアリの特徴と活動時期

ヤマトシロアリ

羽アリを見かけたとき、「これってヤマトシロアリ?」と不安になる方も多いでしょう。実際、ヤマトシロアリの羽アリは見た目がクロアリの羽アリと似ているため、間違って判断してしまうケースもあります。しかし、外見の特徴や発生する時期には明確な違いがあり、正しく見極めることが早期対策につながります。

羽アリの見た目|ヤマトシロアリとクロアリの違い

ヤマトシロアリの羽アリには、いくつかの特徴があります。主なポイントは以下の通りです。

  • 体の色は黒っぽい褐色(クロアリよりもやや薄い)
  • 胴体はくびれがなく、寸胴なシルエット
  • 羽は4枚とも同じ長さで、重なるように閉じる
  • 触角は数珠状に連なる形状

これに対し、クロアリの羽アリは胴体に明確なくびれがあり、前羽と後羽の長さが異なります。見た目で判断できない場合は、スマホで写真を撮って専門業者に相談すると安心です。

シロアリの見分け方について「羽アリの簡単な見分け方」の記事で詳しく解説しています。


羽アリの見分け方

羽アリが大量発生!シロアリかどうか簡単に調べる方法
羽の生えた蟻を見かけるけどこれってシロアリかも…と疑問に思っていませんか?そこで今回は、羽蟻とシロアリの違いや羽アリを簡単に見分ける方法についてご紹介します。

活動時期|春から初夏がピーク

ヤマトシロアリの羽アリがもっとも活発に飛び始めるのは、4月中旬から6月中旬にかけての時期です。特に、気温が20℃を超え、湿度が高い晴れの日の午前〜午後にかけて大量発生することがあります。この現象は「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれ、ヤマトシロアリが新たな巣を作るために飛び立つ重要なサインです。

この時期に羽アリを複数見かけた場合は、すでに建物の中やその周辺にヤマトシロアリが生息している可能性が高く、早急な対処が必要になります。

なぜ羽アリを見極めることが重要なのか?

ヤマトシロアリの羽アリを見つけたということは、すでに家のどこかに本体であるシロアリの巣が存在している危険性を示しています。羽アリは一時的な存在に見えても、放っておけば柱や床下の構造材を食い荒らし、大きな修繕費が発生することも。だからこそ、羽アリの特徴と活動時期を正しく知ることが、シロアリ対策の第一歩なのです。

ヤマトシロアリを見つけたら時の対処法3点

ヤマトシロアリの羽アリを見つけたときは、すぐに行動することが何よりも大切です。放置してしまうと、床下や壁の内部で被害が進行し、後々の修繕費が高額になる可能性もあります。以下の3つのステップで、適切に対応しましょう。

1. ヤマトシロアリかどうかを見極める

ヤマトシロアリかどうかを見極める

羽アリの種類によって対処法が異なります。まずは、それがヤマトシロアリかどうかを確認しましょう。

  • セロハンテープで羽アリを数匹採取して保管
  • スマホで鮮明な写真を撮影しておくく
  • 専門業者に画像で確認してもらう

シロアリ駆除業者に画像を送れば、無料で判定してくれることもあります。ヤマトシロアリは「くびれのない胴体」「4枚の羽がほぼ同じ長さ」「数珠状の触角」が特徴です。クロアリとの違いを意識して観察しましょう。

2. 殺虫スプレーは使わず、掃除機で吸い取る

焦って殺虫スプレーをまくのはNGです。ヤマトシロアリは刺激に敏感で、巣を移動して被害が広がるおそれがあります。

  • 掃除機で羽アリを静かに吸い取る
  • 吸い取ったごみは袋ごとしっかり密閉して処分
  • 市販の殺虫剤は逆効果になる場合あり

殺虫剤の成分がヤマトシロアリを警戒させると、家の奥深くに潜ってしまう可能性もあります。応急処置はあくまで物理的な除去が基本です。

3. 専門のシロアリ業者に無料調査を依頼する

業者に無料調査を依頼する

羽アリが現れたということは、すでにヤマトシロアリの巣が建物内にある可能性が高いです。自分で判断せず、プロに現場調査を依頼しましょう。

  • 無料調査を実施している業者に連絡
  • 調査時には、駆除方法・使用薬剤・保証内容を確認
  • 施工実績が豊富で口コミ評価の高い業者を選ぶのが安心

「すぐに契約を」と急かしてくる業者には注意しましょう。比較検討できるよう、複数社に相談するのがベストです。

放置は危険!ヤマトシロアリによる実際の被害例

ヤマトシロアリの被害は、最初はわずかな異変から始まります。しかし羽アリの出現を見過ごしてしまうと、住まいの構造部分に深刻な損傷が広がり、高額な修繕費が発生することも少なくありません。ここでは実際に報告されている代表的な被害事例を紹介します。

【事例1】床下の土台がスカスカに|修繕費50万円超え

床下の土台がスカスカに

築20年以上の木造住宅で、羽アリの発生から数ヶ月間放置された結果、床下の土台がヤマトシロアリに食われて空洞化。インスペクション調査で発見され、補強工事に50万円以上の費用がかかりました。

【事例2】浴室の壁裏が腐食|家族が住みながら大規模リフォーム

定期点検をしていなかった住宅では、湿気のこもる浴室の裏側にヤマトシロアリが巣を作り、壁内の木材が広範囲に劣化。解体後の確認で被害が発覚し、約2週間の在宅リフォーム対応となりました。

【事例3】羽アリを無視したら1年で家全体に拡大

最初に羽アリを見つけた際、「そのうちいなくなるだろう」と放置してしまったケース。翌年には各部屋で羽アリが大量に出現。壁・床・天井にまで被害が広がり、リフォーム業者に依頼したところ、構造部の一部取り替えが必要に。100万円以上の工事費がかかりました。

被害は「静かに、確実に」進行します

ヤマトシロアリの被害は、目に見えるころにはすでに深刻化しているケースがほとんどです。羽アリの出現は氷山の一角であり、背後に大規模な巣が形成されている可能性もあります。とくに床下や浴室まわり、基礎部分などはご自身では確認が難しい場所ですので、羽アリを1匹でも見かけたら、迷わず専門業者に相談することを強くおすすめします。定期点検と早期対応こそが、建物を守る最善の対策です。

ヤマトシロアリ被害を防ぐ予防対策5選

ヤマトシロアリの被害は、早期発見だけでなく日頃の対策によっても大きく軽減できます。特に湿気のたまりやすい住環境では、日常的な予防習慣がシロアリの侵入を防ぐ重要なポイントになります。ここでは、誰でもすぐに始められる5つの実践的な予防策を紹介します。

1. 床下の通気を良くする

ヤマトシロアリは湿った場所を好むため、床下の風通しを確保することが基本対策となります。通気口の前に物を置かないようにし、空気の流れを妨げない工夫をしましょう。必要に応じて床下換気扇を設置したり、調湿剤を敷いたりすると効果的です。また、年に1回は床下の通気状態を点検するのがおすすめです。

2. 木材や段ボールを地面に直接置かない

庭やベランダなどで木材や段ボールを地面に直接置いていると、ヤマトシロアリを引き寄せる原因になります。不要な木材は処分し、保管が必要な場合は棚やブロックの上に置くなど、地面との接触を避けましょう。ウッドデッキなど木材を使っている外構部分には、防蟻処理を施しておくとより安心です。

3. 雨漏りや水漏れは早めに修理する

湿気の原因となる水まわりのトラブルも、ヤマトシロアリの好む環境を作り出してしまいます。たとえば浴室や洗面所の床がベタついたり、たわんだりしている場合は、内部で水がしみている可能性があります。屋根・外壁・排水管なども年に1回程度はチェックし、早めに補修するようにしましょう。

4. 植栽や花壇の配置に気をつける

庭づくりを楽しむ際にも、シロアリ対策を意識することが大切です。植物の根元にできる湿気や、有機物の分解によって発生する養分は、ヤマトシロアリにとって魅力的な環境です。花壇や植木は、住宅の基礎から30センチ以上離して配置し、腐葉土やマルチング材の使いすぎにも注意しましょう。

5. 定期的に防蟻処理や点検を受ける

建築時に防蟻処理を行っていたとしても、その効果は永久ではありません。おおむね5年程度で薬剤の効力が薄れてくるため、定期的な再処理が推奨されます。信頼できる業者による点検を定期的に受けることで、被害の早期発見にもつながります。なお、点検のみを無料で実施してくれる業者も増えているため、気軽に相談してみるとよいでしょう。

信頼できる業者を見極める5つのポイント

ヤマトシロアリを本格的に駆除するには、専門知識と経験が必要です。市販の駆除剤では対応しきれないため、信頼できる業者に依頼するのが最も確実な方法です。ただし、業者によって対応力や費用、アフターサービスに差があるため、安易に選んでしまうと後悔することも。ここでは、ヤマトシロアリ駆除業者を選ぶ際にチェックすべきポイントを5つご紹介します。

1. 無料調査の内容が明確かどうか

多くの業者が「無料床下点検」を実施していますが、その範囲や調査方法が不明瞭な場合は要注意です。点検内容が具体的に説明されているか、報告書は写真付きか、口頭だけで済ませていないかなどを確認しましょう。

2. ヤマトシロアリ専用の駆除方法を提案しているか

シロアリにも種類があり、ヤマトシロアリには専用の薬剤や処理方法が効果的です。全てのシロアリに同じ対策を行う業者より、対象に応じた方法を提案できる専門性のある業者を選ぶことが大切です。

3. 契約を急かさないか

「今すぐやらないと手遅れになります」といった過剰な不安をあおる営業トークには注意が必要です。複数の業者を比較検討したうえで、納得してから契約できる業者を選びましょう。冷静に判断するための時間を与えてくれるかどうかも、信頼性を見極めるポイントです。

4. 保証内容とアフターサービスの有無

信頼できる業者は、駆除後のアフターサポートも充実しています。保証期間が明記されているか(一般的には5年間)、再発時の無償対応があるかなど、施工後の安心感も比較材料にしましょう。

5. 公的な資格や認定を持っているか

公益社団法人日本しろあり対策協会など、信頼性のある団体に加盟しているかどうかも確認しましょう。さらに、シロアリ防除士や建築士など、専門的な資格を持つスタッフが在籍していればより安心です。

ヤマトシロアリに関するよくある質問

羽アリを1匹見つけただけでも調査すべき?

はい。ヤマトシロアリは集団で巣を作るため、1匹でも見つけたら調査を依頼すべきです。

市販の駆除剤でヤマトシロアリは退治できる?

一時的には効果がありますが、巣の駆除は専門業者でなければ難しいです。

駆除費用はどれくらい?

8万~15万円程度が一般的。建物の状態により変動します。

羽アリの活動時期は?

ヤマトシロアリは4~6月の昼間に多く飛びます。湿度の高い日に特に活発です。

新築でもヤマトシロアリの被害はある?

はい。湿気がこもると新築でも発生リスクがあります。

ヤマトシロアリは見逃さずに早めの対策を

羽アリの発見はヤマトシロアリ被害のサインです。放置せず、種類を特定し、掃除機で除去、そして専門業者の調査を受けることが大切です。

日常の予防習慣と定期点検で、家を守りましょう。まずは無料調査を依頼して、現状を確認するところから始めてみてください。

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