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黒い羽アリはシロアリ?色・形・時期で見分けるチェックポイント

黒い羽アリはシロアリ?色・形・時期で見分けるチェックポイント
リムケア編集部
執筆・監修者 いしかわ けんいち(Ishikawa Kenichi) 害虫駆除専門家・しろあり防除施工士(公益社団法人 日本しろあり対策協会認定)

「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

室内や玄関先で“黒い羽のあるアリ”を見かけて、不安になったことはありませんか?それがシロアリなら、放置すると住宅に深刻なダメージを与える可能性があります。

この記事では、「黒い羽アリがシロアリかクロアリかを見分けるチェックポイント」を、色・形・羽・発生時期の観点から解説します。写真や図を参考にしながら、迷わず判断できる知識を身につけましょう。

シロアリ駆除サービス

黒い羽アリ=クロアリ?それともシロアリ?まず前提を正しく理解しよう

「黒いからクロアリに違いない」と思っていませんか?
実は、黒い羽アリでもシロアリである可能性は十分あります

    黒い羽アリの前提知識
  • クロアリ:体が黒く、くびれがあり、羽が不揃い
  • シロアリ:体が黒〜茶色でも、くびれがなく、羽が揃っている
  • 見た目の違いだけで完全に判断するのは難しい個体もある

👉 この記事では、現場で実際に使われている3つの視認ポイント+診断フローを使って、安全に判断できる知識を提供します。

【写真比較】シロアリの羽アリとクロアリの羽アリの違い

羽アリの体型、羽の大きさ、触覚の形を見比べてください。

シロアリの羽アリとクロアリの羽アリの見分け方
クロアリクロアリの羽アリ①触覚:くの字型
②羽:前羽は大きく後羽は小さい
羽が取れにくい
③胴:腹部がくびれている
シロアリシロアリの羽アリ①触覚:じゅず状でまっすぐ
②羽:前後の羽は同じ大きさ
羽がすぐ取れる
③胴:くびれがない

1. 体の形|「くびれ」で見分ける

特徴クロアリの羽アリシロアリの羽アリ
腰まわりハッキリとくびれあり寸胴でくびれなし
印象スリムで俊敏丸っこくずんぐり

👉 よく観察すると、くびれの有無は明らかです。

2. 羽の大きさ|「均等かどうか」

特徴クロアリの羽アリシロアリの羽アリ
羽の大きさ前羽が大きく後羽が小さい全ての羽が同じ大きさ
羽の形状羽先が尖っているやや丸みがある

👉 落ちている羽でも判別可能です。

3. 触角の形|「曲がっているか、まっすぐか」

特徴クロアリの羽アリシロアリの羽アリ
触角くの字に曲がる数珠状に真っすぐ

👉 ピンセットなどでつまんで見ると分かりやすいです。

【実例】黒い羽アリ=シロアリだった3つのケース(専門業者の現場から)

ケース①:照明に群れ、外から入ってきたと思っていたが…

    天井裏の羽アリ被害事例
  • 地域:築15年の戸建住宅/関東地方
  • 異変:真っ黒な羽アリが照明に集まる
  • 結果:イエシロアリと判明、天井裏に大規模な巣

👉 「黒い=クロアリ」は誤認

ケース②:ベランダで羽アリを見つけたが、クロアリと断定して放置

    ベランダの羽アリ被害事例
  • 地域:築20年の賃貸マンション1階/西日本エリア
  • 異変:ベランダ枠に黒い羽アリが2〜3匹歩いていた
  • 結果:1年後に浴室の床が浮き始めシロアリ被害と判明。修繕費は70万円以上に

👉 「数匹だから大丈夫」と思い込み放置。外から来たと思い込んだことが被害拡大の原因に

ケース③:市販スプレーで駆除→再発→構造内に巣

    玄関の羽アリ被害事例
  • 地域:築12年の木造住宅/関東内陸部
  • 異変:玄関横の窓に黒い羽アリが数十匹集まっていた
  • 結果:市販のスプレーで一時的に減少するも再発。調査で壁の中にシロアリの巣を確認

👉 スプレーで表面の羽アリだけ駆除→本体は残り繁殖継続。再発でリフォーム費用が倍増

【1分診断】黒い羽アリを見分けるための行動フローチャート

「黒い羽アリを見たけど、これはシロアリ?クロアリ?」
見た目が似ているため、多くの方が判断に迷います。

放置していいのか、それとも調査が必要なのか――そんな迷いを解消するために、簡単な3つの質問で“次の行動”が分かる診断フローチャートを用意しました。

不安を感じた今こそ、数分で状況を整理し、正しい対応につなげましょう。

  • Q1. アリの体は黒っぽかったですか?
    • —— はい → Q2へ
    • —— いいえ(白~茶)→ シロアリの可能性大。専門調査を推奨。
  • Q2. 羽の4枚はすべて同じ大きさでしたか?
    • —— はい → Q3へ
    • —— いいえ(不揃い)→ クロアリの可能性高。ただし巣の確認が必要な場合あり。
  • Q3. 体に“くびれ”がありますか?
    • —— はい(くびれが明確)→ クロアリの可能性あり。継続観察を。
    • —— いいえ(寸胴でまっすぐ)→ シロアリの可能性大。早めの無料調査を推奨。

専門家が教える「ここを見逃すと危険」な判断ミス

黒い羽アリを見かけても、「たぶんクロアリだろう」と自己判断で済ませてしまうケースが少なくありません。しかし、見逃しやすい“ちょっとした思い込み”が、深刻なシロアリ被害へとつながることも

ここでは、実際に現場で多くの相談を受けてきた専門家の視点から、「見た目だけで判断したことでトラブルになった例」や、「よくある誤解」を紹介します。

「黒いからクロアリ」は過信

シロアリの羽アリでも黒い体色は多く存在します。色だけで安心せず、他の特徴もチェックしましょう。

「家の外だから安心」は誤解

羽アリは外に出る習性がありますが、巣が家の中にあるケースも少なくありません。発生場所ではなく、発生源を見極めることが重要です。

「羽だけ落ちている=終わった」は間違い

羽の脱落は「繁殖開始」のサインです。つまり、コロニーが定着し始めた合図とも言えます。放置は避けましょう。

実際の現場でも、外見がそっくりなシロアリだった例は数多くあります。特に羽の脱落やくびれの有無は見落とされがちです。

放置すべきか、相談すべきか。判断に迷ったら

黒い羽アリを見かけても、
「これってクロアリかな…?」「1匹だけだし様子見でいいか」
——そんなふうに不安を感じながらも、何もせずに時間だけが経っていませんか?

実は、この“迷い”の時点こそが最も重要なタイミングです。

  • 羽アリを1匹でも見つけたら、家の中に巣が存在している可能性がある
  • 黒い羽アリでもシロアリである事例が数多くある
  • シロアリ被害は表面化したときには深刻なダメージが進行していることがほとんど

私たち専門業者のもとにも、「数か月前に羽アリを見たけど放置してしまった」という方からの修繕依頼が後を絶ちません。

だからこそ、見た目の判断やネット情報だけで自己完結せず、プロの目で状況を確認することが、最も安全で確実な対策につながります。

専門業者による羽アリ調査でできること(例)

「黒い羽アリを見かけたけど、自分ではよく分からない」「放置して大丈夫か確信が持てない」
——そう感じたときこそ、専門業者による無料調査の出番です。

プロによる羽アリ調査では、単なる“虫の種類の判別”だけでなく、被害リスクや今後の対策までを総合的に判断してもらえます。特に以下のようなケースに当てはまる方は、早めの調査が安心です。

    羽アリ調査はこんな方におすすめ
  • 羽アリが出た場所が床下や壁際など構造に近い
  • 羽の落ちた跡が何日も続いている
  • 以前にも羽アリを見かけたことがある
  • 自宅が築10年以上経っている/木造である

以下は、実際に専門業者が行う羽アリ調査の内容例です。

項目所要時間内容
羽アリの種別判定約15分写真+現物で判定可
被害範囲の確認30~60分床下・壁内を確認
修繕・防除の提案調査後写真などで詳しく解説

▶ リムケア羽アリ調査を無料で依頼する

まとめ|見た目だけに頼らず、判断はプロと一緒に

黒い羽アリはクロアリとは限りません。
外見で見分けづらいからこそ、「無料調査」という選択肢が重要です。
放置せず、住宅の資産価値を守る行動を早めに取りましょう。

黒い羽アリに関するよくある質問

黒い羽アリは見た目だけでシロアリかどうか判断できますか?
完全に見た目だけで断定するのは非常に難しく、専門家でも拡大観察や解剖が必要な場合があります。一般的には「くびれ」「羽の長さ」「触角の形」などで判別可能ですが、環境や光の加減によって誤認することもあります。不安な場合は現物や写真をもとに専門調査を受けるのが安全です。
黒い羽アリが外に出た=家の中には巣がないということ?
いいえ、羽アリは“巣から飛び出す繁殖個体”なので、飛んできたのではなく「家の中から出てきた」可能性も十分にあります。特に外壁や窓枠、換気口付近で見かけた場合は、内部に巣があるサインかもしれません。
クロアリの羽アリは家を食べないって本当ですか?
はい、クロアリは木材を食害しません。ただし、建物内に営巣することはあり、衛生面や二次被害のリスクはあります。シロアリとの決定的な違いは、「木材を栄養源とするかどうか」です。見分けは慎重に行う必要があります。
黒い羽アリの発生時期や時間帯で見分けることはできますか?
ある程度可能です。たとえば、ヤマトシロアリは春の午前中、イエシロアリは梅雨時期の夜間に発生します。一方、クロアリは6〜8月に夕方〜夜に出ることが多いです。ただし時期や地域によるバラつきもあるため、補助的な判断材料にとどめましょう。
黒い羽アリを見つけたら専門家に見せるべき“証拠”は何ですか?
羽アリの現物(可能であれば捕獲)、落ちた羽、発生した場所の写真、出現日時の記録が判断材料になります。調査依頼時にこれらの情報を伝えることで、より正確な種判定と早期対応につながります。

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