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ベタ基礎でもシロアリ被害は起こる?安心できない5つの侵入経路と対策を徹底解説

ベタ基礎のシロアリ被害
リムケア編集部
執筆・監修者 いしかわ けんいち(Ishikawa Kenichi) 害虫駆除専門家・しろあり防除施工士(公益社団法人 日本しろあり対策協会認定)

「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

ベタ基礎でもシロアリ被害は起こる?安心できない理由と正しい対策法

ベタ基礎ならシロアリは来ない――そう思い込んでいませんか?

たしかに、ベタ基礎はシロアリ対策として有効な構造ですが、完全に防げるわけではありません。実際には、ひび割れや配管の隙間などから侵入されるケースが多く報告されています。

この記事では、ベタ基礎住宅でシロアリ被害が起こる原因、侵入ポイント、具体的な対策方法をわかりやすく解説します。

ベタ基礎は「強い」が「無敵」ではない

ベタ基礎とは、床下全体を鉄筋コンクリートで覆う構造で、シロアリの侵入経路が少ないという利点があります。

しかし以下のようなリスクがあるため、「ベタ基礎=安心」と過信してはいけません。

  • コンクリートのひび割れや劣化
  • 配管まわりの隙間
  • 施工不良や基礎外部の構造物の影響

シロアリが侵入する主な原因

ベタ基礎でも、侵入経路が完全に遮断されているわけではありません。ここでは、特に注意すべき原因を紹介します。

1. コンクリートのひび割れ

小さなクラック(0.3mm以下)でも、シロアリは容易に通り抜けます。地震や乾燥収縮でひび割れが発生しやすくなります。

2. 配管まわりの空間

給排水やガス管などの通る箇所は、コンクリートに開口部があり、ここにできた隙間から侵入されやすいポイントです。

3. 外部構造物との接点

花壇・ウッドデッキ・倉庫などが基礎に接していると、そこを経由して侵入されることがあります。

シロアリの侵入ポイント5選

続いて、実際に被害が多い「代表的な侵入ポイント」とその特徴を紹介します。

1. 基礎と土台の接合部

土台と基礎のすき間、防蟻処理のされていない部分は狙われやすい場所です。

2. 配管まわりの貫通穴

特に浴室・洗面所・台所まわりの配管は注意。見た目はきれいでも内部に隙間があることも。

3. クラック(ひび割れ)

施工後のコンクリートに起こる微細なひび割れも侵入経路になります。0.2mmでも油断できません。

4. 外構からの接触

ウッドデッキや物置の脚部が地面と接していると、そこから建物に侵入される可能性があります。

5. 通気口や換気ダクト

床下換気口や配管ダクトの隙間を通じて、外から建物内へシロアリが入り込むケースもあります。

侵入ポイントごとの対策方法一覧

それぞれの侵入リスクに応じて、適切な対策をとることが被害防止につながります。以下の表にまとめました。

侵入ポイント具体的な対策方法
基礎と土台の隙間防蟻コーキング、土台・基礎の再処理
配管まわり防蟻パテやモルタルでしっかり封止
ひび割れ防蟻シーリング材で補修、広範囲は業者依頼
外構設備木材と地面を接触させない、防腐・防蟻処理
通気口・ダクト防虫ネット・パッキン・金網で密閉

シロアリ被害が多い2種の特徴

国内で被害が多いのは以下の2種です。どちらもベタ基礎住宅に侵入する可能性があります。

ヤマトシロアリ(全国分布)

湿気のある木材を好み、水回りからの侵入が多いです。築10年を超えた住宅での被害が目立ちます。

イエシロアリ(西日本中心)

加害力が非常に強く、ひとたび侵入されると建物全体が被害に遭うリスクがあります。

実例:ベタ基礎でも発生したシロアリ被害

事例①:ベタ基礎に伸びる蟻道【神奈川県・築12年の戸建て】

「ベタ基礎なので安心していましたが、浴室の床が沈んできたため業者に調査を依頼。結果、排水配管まわりの隙間からヤマトシロアリが侵入していました。見えない部分こそ注意が必要と実感しました。」

ベタ基礎でも発生したシロアリ被害(築12年の戸建て)

➡️ 被害レベル:中程度
➡️ しろあり防除士による調査と薬剤処理を実施

よくある誤解と正しい情報

誤解事実
ベタ基礎ならシロアリは来ない隙間や劣化があれば侵入される
防蟻処理は一度でOK5〜10年で薬剤の効果は切れる
木造じゃない家は安全鉄骨・RCでも内装や床組に木材が使われていれば危険

ベタ基礎とシロアリに関するよくある質問

ベタ基礎なのにシロアリが出たのはなぜ?
ひび割れや配管まわりの隙間など、わずかなすき間からでも侵入されることがあります。安心せず定期的な点検が必要です。
ベタ基礎でも防蟻処理は必要?
はい、必要です。ベタ基礎は構造的に強いですが、建材に木材がある限りシロアリのリスクはゼロではありません。
被害に気づいたらどうすれば?
できるだけ早く専門業者に連絡し、調査・駆除・再発防止策を講じることが重要です。
自分でできる予防策は?
床下や外構の整理、湿気管理、防虫ネットの設置などが有効ですが、薬剤処理や診断はプロに任せるのが確実です。

まとめ

ベタ基礎はシロアリに対して有利な構造ですが、決して無敵ではありません。小さな隙間や施工不良を放置すると、深刻な被害につながることがあります。

大切なのは、「過信せず、点検・対策を継続すること」です。築年数が経過している場合や、水回りに違和感がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

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