シロアリを放置すると、住宅の耐久性が低下し、修繕費が高額になる可能性があります。しかし、実際に依頼するとなると、「どんな作業をするの?」「どの業者を選べばいいの?」といった疑問が浮かぶものです。
そこで本記事では、シロアリ駆除や予防施工の具体的な施工事例や、実際の作業内容を交えながら、おすすめの専門業者をご紹介します。
シロアリ対策は早めが肝心!この記事を読めば、最適な業者をスムーズに見つけることができます。
大阪府におけるシロアリの発生時期と特徴
シロアリは一年中活動していますが、特に活発になる時期が存在します。大阪でも季節によってシロアリの動きが変化し、発生しやすいタイミングを知ることで早めの対策が可能になります。
シロアリの主な活動時期
大阪のシロアリは主に春から初夏(4月~7月)にかけて活発に動き、特に羽アリが大量発生する時期です。また、種類によって活動のピークが異なり、気温が下がるとシロアリの活動は一時的に鈍りますが、シロアリは冬眠しないため、実際は年間を通じてシロアリ駆除のお問い合わせがあります。
被害をもたらすシロアリの特徴
大阪で被害をもたらす主なシロアリは、以下の3種類です。
シロアリの種類 | 羽アリの発生時期 | 活動の特徴 |
---|---|---|
ヤマトシロアリ | 4月~6月 | 湿気の多い場所に生息し、床下・浴室周辺で被害が多い |
イエシロアリ | 6月~7月 | 大規模なコロニーを形成し、被害範囲が広がる |
アメリカカンザイシロアリ | 7月~9月 | 乾燥した木材にも生息し、家具などを食害 |
シロアリの種類
大阪府で発生するシロアリの種類は主にヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリの3種類です。それぞれの種類によって生息環境や被害の特徴が異なるため、適切な対策を行うことが重要です。
ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは大阪府で最も多く発生し、床下や浴室など湿気の多い場所に生息します。4月〜6月に活動が活発になり、木材の内部を食害してスポンジ状にします。コロニーの規模は小さく、進行は緩やかですが、発見が遅れると建物の強度が低下します。乾燥に弱いため、床下換気や防湿対策が予防に有効です。駆除には薬剤散布(バリア工法)が一般的で、被害の拡大を防ぐために定期点検と早期対応が重要です。
イエシロアリ
イエシロアリは6月〜7月に活動がピークを迎え、大規模なコロニーを形成するため、被害の進行が早いのが特徴です。ヤマトシロアリと異なり、乾燥した木材も食害し、水を運ぶ能力があるため、湿気の少ない場所でも生息可能です。大阪府では沿岸部や河川周辺での発生が多いとされています。駆除にはバリア工法とベイト工法の併用が効果的で、早期発見と継続的なモニタリングが重要になります。
アメリカカンザイシロアリ
アメリカカンザイシロアリは、輸入木材や家具とともに持ち込まれる外来種で、大阪府内の都市部を中心に発生が確認されています。7月〜9月に活動が活発になり、床下だけでなく屋根裏や家具内部にも生息するのが特徴です。発見が遅れることが多く、気づいた時には広範囲に被害が広がっているケースがあります。駆除には薬剤注入処理が有効で、家全体の点検と早期発見が被害を最小限に抑える鍵となります。
大阪府のシロアリ駆除事例
大阪府では、木造住宅を中心にシロアリ被害が多く報告されており、特に湿気が多いエリアや築年数が経過した住宅では注意が必要です。ここでは、実際のシロアリ被害と駆除の事例を紹介し、どのような対策が効果的だったのかを詳しく解説します。
事例①|床下の湿気によるヤマトシロアリの被害(茨木市)
茨木市でのシロアリ駆除事例です。築30年の木造住宅にお住まいの家主が、床を歩く際に沈むような感覚を覚え、不安に感じたため当社に床下調査をご依頼いただきました。点検の結果、床下の柱や根太(床を支える木材)がシロアリの食害を受けていることが判明しました。特にヤマトシロアリによる被害が進行しており、木材の内部がボロボロになっている状態でした。
- 床下の薬剤処理(バリア工法)を実施
- 被害が大きい箇所の木材補修と防蟻処理
- 床下換気扇を設置し、湿気対策を強化
施工完了後の経過観察では、新たなシロアリの発生は確認されず、補修した床下の木材も安定した状態を維持していることが確認されました。床の強度も回復し、通常の生活が可能な状態となりました。
事例②|中古物件を購入して引越し後にシロアリの発生(堺市西区)
堺市西区でのシロアリ駆除事例です。中古の木造住宅を購入し、引っ越し後に家主が壁の一部に異変を感じたため、当社に調査を依頼しました。調査の結果、以前の住人が気づいていなかった床下と壁内部にシロアリの巣があり、特に基礎部分の一部に食害が進行していることが判明しました。
- 床下と壁内部の薬剤処理(バリア工法)を実施
- 被害の大きい木材部分の補修と交換
- 基礎部分の防蟻処理を実施し、再発防止策を強化
施工後の点検では、新たなシロアリの発生は確認されず、基礎部分の補強により建物の耐久性が向上しました。家主は安心して新居での生活を開始でき、引き続き定期点検を実施する計画となりました。
事例③|玄関框(かまち)部分のシロアリの被害(大阪市東住吉区)
大阪市東住吉区でのシロアリ駆除事例です。家主が玄関の框部分に違和感を感じ、シロアリの可能性を疑い当社に調査を依頼しました。調査の結果、玄関框の木材内部がヤマトシロアリによって食害されており、見た目には分かりにくいものの、強度が著しく低下していることが判明しました。
- 玄関框の被害部分に薬剤注入処理を実施
- 被害の大きい箇所を交換し、新しい防蟻木材に補修
- 玄関周辺の防蟻処理を強化し、再発防止策を実施
施工後、玄関框の補強が完了し、耐久性が回復しました。その後の点検でも新たなシロアリの発生は確認されず、玄関周辺の防蟻処理によって再発のリスクを抑えることができました。
事例④|外壁のひび割れからのシロアリ侵入(寝屋川市)
寝屋川市でのシロアリ駆除事例です。築25年の家の外壁にひび割れが発生し、その隙間からシロアリが侵入した形跡が見つかりました。家主がシロアリの羽アリを庭で多数発見し、当社に調査を依頼しました。調査の結果、壁内部の柱や基礎部分にシロアリの巣が形成され、建物の一部が弱くなっていることが判明しました。
- 被害箇所の薬剤注入処理
- 外壁の補修工事を実施し、侵入口を封鎖
- 家全体の防蟻処理を実施
駆除後の経過観察では新たなシロアリの発生は見られず、建物の構造部分の強度も回復しました。定期的な点検を行いながら、外壁の補修による長期的なシロアリ対策を実施しました。
事例⑤|庭の枕木から家屋への被害拡大(大阪市平野区)
大阪市平野区でのシロアリ駆除事例です。庭のウッドデッキと枕木がシロアリの被害を受けていることに家主が気づき、調査を依頼しました。点検の結果、シロアリが庭の枕木から建物の基礎部分へ侵入していることが判明しました。
- 庭の枕木とウッドデッキを撤去
- 家屋の基礎部分に防蟻処理を実施
- 防蟻木材を使用した新しいデッキに交換
ウッドデッキと庭の環境を改善し、家屋への侵入を防止する対策を施したことで、再発のリスクが大幅に軽減されました。施工後1年の点検でも異常は確認されませんでした。
大阪のシロアリ駆除業者おすすめ5選【2025年最新】
リムケア大阪(当サイト)
リムケア大阪は、完全有資格者対応のシロアリ防除サービスブランドです。日本でいち早く追加料金なしの透明性の高い防除工事を展開し、年間2万件を超えるお問い合わせ実績があります。シロアリ防除一筋でハウスメーカー様や家電量販店様、賃貸オーナ様が所有する住宅のシロアリ防除を手掛けています。
対応エリア | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県、滋賀県、和歌山県 |
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所在地 | 大阪府大阪市鶴見区横堤5-14-6 |
ウェブサイト | limcare.com/osaka/ |
近畿消毒
大阪本社から関西全域に駆けつけてシロアリ防除を行う事業者です。害獣駆除や住宅メンテナンス工事などのサービスもあります。
対応エリア | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県、滋賀県、和歌山県 |
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所在地 | 大阪府泉大津市池浦町4丁目9番20号 |
ウェブサイト | www.kinkishoudoku.co.jp/ |
ハウスドクター
茨木市を中心に関西全域でシロアリ防除を行う事業者です。その他、害虫・除獣の駆除や住宅リフォーム工事のサービスもあります。
対応エリア | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
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所在地 | 大阪府茨木市沢良宜浜2丁目17番14号 |
ウェブサイト | www.housedoctor.co.jp/ |
アサンテ
東証プライム市場に上場する、大手のシロアリ防除事業者です。シロアリ対策以外にも地震対策や太陽光発電など、幅広い事業を展開しています。
対応エリア | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
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所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-12-12東京建物梅田ビル12階 |
ウェブサイト | www.asante.co.jp/ |
新協サニコン
大阪・兵庫を中心に近畿エリアでシロアリ防除を行う事業者です。消臭・除菌処理他から耐震診断などのサービスもあります。
対応エリア | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県 |
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所在地 | 大阪府豊中市豊南町東4-8-15 |
ウェブサイト | www.sk-sanicon.co.jp/ |
シロアリ駆除業者を選ぶポイント
「安い業者を選んだら、追加費用が発生して高額になった…」「駆除したのに再発してしまった…」といった失敗を防ぐために、信頼できるシロアリ駆除業者を選ぶ際のポイントを解説します。
総額費用を明確に提示してくれるか?
業者選びで最も重要なのが、「総額が明確かどうか」です。
- 見積もり時に、基本料金だけでなく追加費用の可能性まで説明してくれるか?
- 「施工後に追加費用がかかる」と言われないか?
- 見積書に詳細な内訳が記載されているか?
一部の悪質業者は「基本料金のみを安く提示し、作業後に高額な追加費用を請求する」手口を使います。契約前に「追加料金は発生しないか?」をしっかり確認しましょう!
シロアリ駆除の実績や経験が豊富か?
経験豊富な業者は、状況に応じた適切な施工ができるため、再発リスクが低くなります。シロアリ駆除工事を専門としている会社を選びましょう。
- 創業年数や施工実績が豊富か?(例:年間1,000件以上の施工実績)
- 公式サイトや口コミで、過去の施工事例を公開しているか?
- シロアリ専門の会社で、スタッフ数が10名以上いるか?
- 地域密着型で、対応エリア内で多くの実績があるか?
駆除実績が多い業者ほど、安心して依頼できます!
10名以下の小規模事業者は要注意
個人事業主でも優秀な駆除業者はいますが、長期間の工事保証が必要なシロアリ駆除の場合、人手不足が原因で保証やアフターサービスが不十分となり、再発時の対応がすぐに受けられないことがあります。さらに、個人事業主の場合は廃業するリスクが高いので、保証期間内に連絡がつかなくなる可能性があります。
安さだけで選ばず、総合的に判断しよう!
シロアリ駆除業者を選ぶ際は、「料金の安さ」だけでなく、施工実績・保証・口コミ・資格の有無など、総合的な視点で判断することが大切です。
- 総額費用を明示してくれる業者を選ぶ
- 保証が充実している業者の方が安心
- 口コミ・評判をチェックして実際の評価を確認する
- 資格や認定を持っている業者を選ぶ
- 強引な営業をする業者には要注意
シロアリ対策は「いつか」ではなく「今すぐ」が鉄則!
この記事を参考に、あなたの家をシロアリ被害から守る最適な業者を見つけてください。