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羽アリが発生するのはなぜ?シロアリと黒ありを見分け方法と取るべき対処方法まとめ

羽アリが発生するのはなぜ?シロアリと黒ありを見分け方法と取るべき対処方法まとめ

羽アリが大量に発生して、どうすればいいか不安に感じてしませんか?大量の羽アリを目の前にすると、慌てて殺虫剤を吹きつけがちですが、おすすめはできません。シロアリだった場合、家の奥に逃げ込んで駆除が困難になるためです。そこで今回は、最初に何を確認すればいいのか、応急処置はどうすればいいのかなど、実際に羽アリが出た時に取るべき行動・対策をまとめました。

 

羽アリを見つけた時に取るべき行動をまとめました

まずは羽アリがシロアリか黒ありかを見分ける

羽アリには「シロアリ」と「黒あり」の2種類が存在します。

大量発生している羽アリがシロアリの場合は、家の敷地内に巣がある証拠となり、すでに家が被害にあっている可能性が高いです。シロアリを放置していればどんどん家の木材を加害されてしまうため、シロアリの羽アリだと分かったら、早めに調査を依頼するようにしましょう。

一方で黒ありの羽アリだった場合は、家に直接被害を与えることはないので安心してください。木くずを食べるくらいでそこまで大した被害はありません。

シロアリか黒ありかを見分けるには、「羽アリの体形」と「羽アリの発生した時期」で確認できます。

羽アリの体型で見分ける

シロアリと黒アリの見分け方
シロアリ シロアリの羽アリ ①触覚:じゅず状でまっすぐ
②羽:前後の羽は同じ大きさ
羽がすぐ取れる
③胴:くびれがない
クロアリ クロアリの羽アリ ①触覚:くの字型
②羽:前羽は大きく後羽は小さい
羽が取れにくい
③胴:腹部がくびれている

シロアリの羽アリは羽がすぐに取れやすい構造をしており、半透明の羽だけが地面にバラバラと散らばっているという状態がよく見られます。こういった状態はクロアリの羽アリではあまりみられません。

一方、以下の特徴がある場合は黒ありの可能性が高いので、シロアリ被害についてはひとまず安心です。

  • 触覚がひらがなの「く」の字の形になっている
  • 体にくびれがある
  • 羽は後ろの羽のほうが小さい

シロアリかクロアリの羽アリかよくわからない場合は、何匹か捕まえて容器などに入れておいて、
後ほど専門業者を呼んだ際にそれを見せて判断してもらいましょう。

羽アリの発生した時期で見分ける

毎年4月から11月にかけては、羽アリが飛びやすい時期です。シロアリの羽アリは気温が暖かくなる3月頃から発生しはじめ、夏頃まで飛来する場合があります。ここでは主な羽アリが大量発生する時期やタイミングを表にまとめます。

羽アリが発生する時期やタイミング
シロアリ ヤマトシロアリ 4月~5月 雨上がりで気温が高く蒸し暑い日の午前中~昼ごろ
イエシロアリ 6月~7月 梅雨の夕方から夜にかけて
クロアリ クロヤマアリ 5月~6月 午前中
トビイロケアリ 6月~7月
サクラロケアリ 10月~11月 午前中

被害をもたらすシロアリの代表格である「ヤマトシロアリ」の羽アリは生息範囲が広く、主に4月~5月にかけて大量に発生します。中には3月頃から分巣(巣分かれ)が始まる地域もあります。また、九州地区や太平洋沿岸地域で壊滅的な被害をもたらす「イエシロアリ」は6月~7月、外来種のシロアリである「アメリカカンザイシロアリ」は7月~10月あたりが、羽アリの発生しやすい時期です。

また食害被害のない「クロアリ」の羽アリは、気温が下がりはじめた秋頃から発生する傾向にあります。寒くなり始める10月以降に見かける羽アリは、クロアリの可能性が高いです。触覚や羽の大きさで見分けられます。

羽アリが大量に発生する原因とは

シロアリの羽アリが大量発生する原因は、そのすぐ近くに大きな巣ができており、大量に繁殖したシロアリが新しい巣を作るために分巣行動(巣分かれ)をしているからですシロアリは、普段床下など高温多湿な場所に巣を作り生活していますが、巣の中の個体数が一定数を超えると、さらに繁殖するために一部が羽アリとなり飛び立つのです。

シロアリの羽アリは飛ぶ能力があまりなく、実質は100メートルほどの距離を滑空することしかできません。地上に降り立ったら羽を落とし、ペアを見つけて地中に潜り新しい巣を作ります。部屋にシロアリの羽アリがいたり、大量の羽が落ちていたりするようでしたら、近くに巣を作る可能性が高いです。

羽アリが出た時の応急処置方法

シロアリの羽アリが出た時に、やってしまいがちな「注意すべき間違った応急処置」は出てきた羽アリに向けて殺虫剤を吹きかけてしまうことです。市販されている殺虫剤の多くは、忌避剤(きひざい)と呼ばれる虫が嫌がって避ける成分が入っています。そのため、市販の殺虫剤を吹き付けた場所ではシロアリを見なくなっても、巣の中で生き残ったシロアリたち(大量)は、建物の目に見えない箇所に逃げこんで分散します。

結果として、別な場所で羽アリが出入りを始めるので被害箇所が広がってしまい、その後の完全な駆除が困難になってしまいます。そこで殺虫剤を使わない「正しい応急処置」として、「掃除機やビニール袋」を使って室内のシロアリを吸い出す方法と、「ガムテープ」を使って出入り口を塞ぐ方法をご紹介します。

掃除機で羽アリを吸い込む

紙パック式の掃除機があるなら、掃除機で羽アリを吸い込んでしまうのがもっとも簡単な応急処置方法です。発生している羽アリを掃除機で吸い込むだけです。羽アリは掃除機で吸いこまれるときの圧力で死滅します。

また、掃除機で吸い込むのが難しい箇所は「ビニール袋(ポリ袋)」が使えます。ドアの枠や玄関の框(かまち)など、発生場所を覆うように(ビニール袋ポリ袋)をかぶせて、羽アリが溜まるようにします。ある程度たまったら口を結んで捨てて、また新しいビニール袋に取り替えてください。

ガムテープを使って羽アリの侵入経路を塞ぐ

シロアリの羽アリは、成虫になっても1cmに満たない小さな体をしています。窓枠やドア枠にできる小さなすきまから、容易に家の中に侵入できてしまいます。

そのためシロアリの侵入経路を特定して、ガムテープなどを使って出入り口を塞ぎましょう。

まとめ

今回は羽アリが発生した時の対処方法についてご紹介してきました。まず大切なことは「羽アリ」の正体を見極めることです。もし「これはシロアリの羽アリかな?」と思ったときは、放置をせずに現状をしっかりと把握することをおすすめします。

疑問に思ったことはすぐに聞いてみましょう。

シロアリ防除士の資格を持った駆除業者なら、
羽アリについての疑問にもしっかりお答えできます。

リムケア編集部
記事の監修 石川 健一 日本しろあり対策協会認定「しろあり防除士」

1968年愛知生まれ。一部上場マンション・ハウスメーカーからの転身者という経歴を活かし、「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

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