床下の湿気対策をしないと家が崩壊する!?床下の湿気対策のポイント

公開日 2016年9月26日
更新日 2018年11月22日

普通に家で生活していて、床下を気にすることは少ないと思います。
ましてや、床下に湿気が溢れている、害虫の住処になっていたりするなど、あまり想像しませんよね?

それでも、「私の家は大丈夫!」と、そのまま生活していたら、床下は取り返しのつかない状態になっていってしまうかもしれません。

住みにくい家になってしまうだけではなく、住めない家になってしまう可能性だってあります。
蓋を開けると、手も足も出ない状態になっていたらやっぱり嫌ですよね?

大切なのは、床下の状況を把握し、湿気対策をすることです。

シロアリ業者や、リフォーム会社に「床下換気扇」や「調湿材」をすすめられた人はいませんか?


点検員「床下がものすごい湿気です!」
点検員「このままでは、家の土台や柱が腐ってしまう。」
点検員「シロアリを呼び寄せてしまいます!」
点検員「大地震が来たら大変!」

確かに床下の空間というのは室内に比べて一般的には高湿のため、温度差により室内から流入した空気が冷やされて、土台などに結露が発生することが、しばしば起こります。

ですから、状況に応じて適切な対策が必要になる場合もあります。

ただし、現実問題として消費者からの相談や、苦情が最も多いのも実はこれらの商品なんです。


「良くわからないまま契約させられてしまった」
「ずいぶん高かったのにあまり効果が感じられない」

といった話が非常に多いです。

こんにちは。リムケアで工事担当をしております、シロアリ防除士の石川と申します!

そこで、今回はちゃんとした床下の湿気対策について、本当に知っておいて欲しいことをご紹介します。

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床下に湿気がたまる理由


家の床下というのは、そもそも湿気がたまりやすい構造となっています。
風通しも悪く、陽の光も入らないことを考えると、当たり前といえば当たり前の場所になります。

とはいえ、家屋に被害が生じてしまうレベルで、湿気がたまってしまうのはやはり異常です。
その主な4つ紹介します。

1.土地的に湿気がたまりやすい場合

例えば田んぼを埋め立てて、家を建てている場合は、土壌そのものに対策をとっていなければ、土壌からの湿気が多くなります。

そして、高低差のある敷地の場合は、高い所から流れ込んでくる雨水をきちんと排水処理していなければ、湿気がたまりやすくなります。

2.床下と敷地内の風通しが悪い場合

住宅が集まっている都市部の場合、隣の家との距離が近く、家の周囲を塀によって囲っているため、全体的に風通しが悪くなる傾向があります。

他にも床下の高さが低かったり、通気口の周囲に物を置いてしまっていたりすると、湿気がたまりやすくなってしまいます。

3.天候など不測の事態で湿気がたまる場合

水道管や排水管が壊れ、水漏れで床下の湿気が高まってしまう可能性もあります。
この場合では、木材やその他の家の構造にも影響を与えてしまう可能性があります。

4.台風や、地震などの天災の場合

他には台風や、地震などの天災による場合です。特に最近では突発的な豪雨や、台風などにより大量の雨水が流れ込む場合です。

排水管の壊れとも一緒ですが、床下に水がたまってしまうと、排水させるのは難しく早めの対処が必要になってきます。

以上が、主な湿気がたまる原因になります。

床下には基本的に太陽の光はあたらず、ジメジメとしやすい環境です。風通しが悪いからといって、気軽に換気ができる場所でもありません。

なぜ湿気がたまるのか?どうして湿気がたまるのか?をしっかりと把握することが重要になります。
では次に、湿気がたまると具体的にどうなってしまうのか紹介します。

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床下に湿気がたまると家が崩壊する!?


まず知っていてほしいことがあります。それは、建物にとって湿気は、最悪の天敵であるということです。

そして床下に湿気がたまってしまうと、どういった問題が起こってしまうのか?何が悪いのか?紹介します。

  • 建物の構造部分へのダメージ
  • カビが繁殖しやすくなる
  • 害虫の住処になりやすい
  • シックハウス症候群

湿気となると一番連想されやすいのが、木材へのダメージではないでしょうか?

この原因が腐朽菌という菌になります。菌類の中でも、キノコの仲間になります。
腐朽菌は構造部分に深刻なダメージを与え破壊してしまいます。
水分や温度が適していると、どんどんと腐朽菌は活発になります。

腐朽菌の他にも、カビもまた湿気が高いと活発になります。
多くのカビは湿度60%程度で発生し、約80%以上になると増殖します。
風通しの悪い床下は最適な環境といえます。床下を超えて畳や壁などにもカビが広がってしまう可能性もあります。

カビや腐朽菌が多くなる環境は他にも、やっかいな存在の住みかになってしまいます。
湿気が多いと、様々な虫たちが家に住み着きやすくなるのです。

その代表的にやっかいな存在が、シロアリです。カビや木材腐朽菌が好む環境は、シロアリにとっても大変過ごしやすいためシロアリの発生を促進する恐れもあります。

このように湿気が床下にたまると、家屋全体にも影響が出てきます。しかし、人体への影響も懸念される所になります。

例えば、シックハウス症候群を知っていますか?

シックハウス症候群は、カビ、ダニ、化学物質、ゴミ、チリなどによる、室内の空気が汚染されていることで、健康に提供を及ぼす健康被害の総称になります。

現れる症状としては、頭痛や目がチカチカとしたりめまいがしたり、鼻がむずむずとしたり、喘息などといった症状がでることがあります。

以上が床下に湿気がたまってしまうと出てくる悪い影響です。どれもこれも、生活に影響を与えてしまうので注意が必要になります。

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湿気が多くなる9の原因


湿気対策をしようと思うと、湿気が多くなってしまうことが何か知らないといけませんよね?

床下の湿気が通常より多くなる原因を9コ
紹介します。

1.敷地が周りの土地に比べて低い

周囲より低い土地の場合、雨が流れ込んでくることが考えられます。自宅の敷地が、周りの土地よりも低い場合、高いところから流れてくる雨水などを、適切な排水処理をしないと、地盤が長期間雨水をためやすくなります。

地下水なども、自分の土地に流れてくることが予想され、そうすると湿気がある土地ということになります。

2.常水面や地下水位が高い

地中には常に水分を含んでいる層があります。その層が始まる面を常水面といい、敷地内の場所によって深いところも浅いところもあります。

地下水位は季節によって変位が大きいため、水位が高い場合は床下に湿気がこもりやすくなります。

例えば北海道などで雪解けした後の春先は、グッっと水位が上がりますし、本州でも梅雨などで上がりやすくなることもあります。

3.床下の土壌面が敷地よりも低い

床下の土壌が敷地に比べて低いため、上の土地や道路から雨水が流入しやすくなります。

4.水田や湿地を造成した土地である

水田や湿地を造成した土地の場合は、敷地の土壌そのものが湿気を含んでいます。

5.増築している

増築することで床下の換気経路が変わってしまい、床下換気口からの空気の流入が極端に減少してしまうことがあります。

またまれに増築によって、換気孔が一方通行になってしまうケースもあります。

6.基礎の通気が妨げられている

増築や荷物によって床下換気口を塞いでしまうことで、湿気がたまりやすくなります。

例えば、換気孔を塞ぐように鉢植えや物置、エアコンの室外機が設置されている場合は注意が必要です。

7.住宅の密集地で隣家との距離が接近している

都市部など住宅密集地では、隣家との距離が接近している上に、敷地をブロック塀などで囲うことで益々床下部分の通風が悪くなります。

8.配管からの水漏れや雨漏りがある

単なる床下の湿気の問題だけではなく、土台や基礎を傷つけ、腐朽、腐食が進み、家の耐久性を脅かします。

たかが、床下の湿気とあなどると、気がついたら大きな被害になっていることが多いです。

9.台風、洪水で床下に雨水が流入した

自然災害で起ってしまったことは、どうしようもありませんが、その後の処置が重要です。

特に、床下の土壌面が敷地よりも低い場合は、流入した水が排出されにくいので、早急に適切な処理が必要です。

1~4は、床下の土壌そのものが湿気を多く含んでいるケースです。
5~7は、床下の通風がよくないケースです。
8~9は、アクシデントですが、土壌の水分が多くなります。

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床下にたまる湿気対策

床下に湿気がたまると、そのジメジメは床下だけでなく、一階まで上がってきます。
例えば、押入れなどの暗くて換気の悪い場所に、問題として現れます。

では、その対策としてどんなことができるのか紹介します。

換気

最も一般的な方法が、床下換気扇の設置です。とは言え、ただ単純に床下の換気扇を設置すればいいわけではありません。

というのも、季節や気候や、湿度と温度の関係などを考慮した上で、正しく換気設備を設置する必要があるからです。
床下換気扇の種類も色々とあり、状況に合わせて設置する必要があります。

例えば、換気扇も排気型と吸気型とあったり、床下の湿度を感知できるタイプのものがあったりなど、多岐にわたります。

取り付ける台数は、建物や敷地の状況、取り付ける機種などにより変わりますが、平均的に2~4台だといわれています。

除湿・防湿

湿気そのものを対処するのも有効な手段になります。ではどうするかというと、防湿コンクリートと呼ばれる土壌からの湿気を防ぐ役割をするコンクリートがあり、それを使用します。

最近、建てられた家の場合、床下が土のままであるということは少なくなりましたが、昔に建てられた建築だと土のままの場合もあるようです。

この除湿コンクリートは優れもので、効果も期待できます。ただ防湿コンクリートはかなり高価で、費用がかかってしまいます。また設置するのも難しいです。

そこで現実的で有効的なのが防湿シートを敷き詰めることになります。

また除湿剤を使用することも効果的です。除湿剤ときくと、食べ物の袋の中に入ってる乾燥剤(シリカゲル)のような粉を思い浮かべるかもしれませんが、ちょっと違います。

除湿剤の優れているところは、周囲の湿度が高いと湿度を吸収して、逆に乾燥していると湿気を排出してバランスをコントロールしてくれるところにあります。

床下に敷き詰めるような除湿剤は、さまざまな材質のものが開発されていて発売されてます。

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床下湿気対策商品

床下換気扇

床下に滞留している湿った空気を強制的に排出し、新鮮な外気を取入れることで床下の湿度を下げるために開発された商品です。

メーカーは大手総合家電メーカーから専門メーカーまで大小さまざまで、いずれもモーターでファンを回して空気を物理的に移動させます。

中にはソーラー発電で電源いらずのものもありますが、通常電気代は月100円/台ですので、絶対に元は取れません。
取り付ける換気扇の台数は、1階の床面積が30坪位までの普通の床下の家なら、機種によりますが2~4台で充分です。

費用は機種やメーカーによって違いますが、取り付け工事費込みで大体10数万円から高くても30万円位までです。

これを大きく上回る見積りを出された場合はご注意ください。

また、良くある手口として取り付け後半年から1年位してアフターサービスと称して点検し、「まだ湿気があるので追加しなければだめだ」と、さらに売り込まれてしまうことがあります。
業者によっては、基礎の外周部にぐるりと10台近くも取り付ける場合もありますが、はっきり言って逆効果です。

床下の空気の流れを設計することは大変に難しく、我々床下の専門家でもなかなか完璧にはいきません。

基礎や通風口の形状や方角を考慮し、できる限り空気のよどみが無くなるように配置します。
どうしても重要な部分がよどんでしまう場合には、その場所に撹拌送風機を設置して空気を移動させます。

正しく設置し機能し始めると、畳や押入れに生えたカビなどはスーッと取れてしまいます。

その効果は必ずお住いの方にも実感できるはずです。

床下調湿材

調湿材というのは周りの湿度が相対的に高いときに吸収し、反対に周りが乾燥してくると排出するというすぐれ物です。

シリカゲルに代表されるような乾燥剤と違い、繰り返し吸放湿をするので、原理的には半永久に効果があります。

多孔質で比表面積の大きな素材であればそのような効果が期待できます。

現在多種多様な商品があり、材質としては以下のものがあります。

  • 石系…ゼオライト、セピオライト、コレマナイトなど
  • 炭系…木炭、竹炭、セラミック炭など
  • その他…混合物など

また、それぞれ直接地面に敷き込むタイプと、不織布の袋に3~4kgずつ詰めたものを敷き込むタイプがあります。費用は敷き込み代込みで大体坪当たり1万円~3万円位ですが、特殊なものもあり、かなり幅があります。

ちなみに費用の点で圧倒的に換気扇の方が安い場合が多いです。

また有害物質の吸着作用などがある商品もあります。多孔質の物質の場合は、ホルムアルデヒドなどの有害物質をよく吸着します。ただし飽和状態になったら、それ以上は吸着しません。

イメージや通説に左右されず、本当に良いものをその目的に合わせて適切に利用することが大切です。

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床下の湿気対策が不要な家


全ての家が、床下への対策が必要かと聞かれれば、答えはNOです。

基本的に対策が必要な家の多くは、土壌が剥き出しになったままの住宅であったり、通気口が何らかの理由で機能しなくなっていたりする場合に限ります。

もちろん特殊な事情で湿気がたまる場合もありますが、床下に限るとその理由はけして多くはないです。

では、床下の湿気で対策の必要のない家はどんな家なのかと言うと、土壌がコンクリートで完全に覆われてしまっている家になります。

コンクリートで完全に覆われていれば、原則湿気がたまる事はほとんどなく、床下への対策として除湿剤などを用いる必要はありません。

もしもコンクリートで覆われているにもかかわらず湿気がたまるというのなら、その原因は床下ではなく別の可能性があります。

例えば雨漏りであったり、配管が壊れてしまっている場合です。

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床下の湿気の業者について

床下の湿気対策をするにあたって、自力でどうにかするのは難しく、本当に効果あるのかわからなかくて不安ですよね?

実際、床下の空気の流れを設計するのは、家の基礎や通風口の形状、方角等もしっかりと把握した上で、換気扇の配置が必要になります。

また、床下換気扇の取り付けが、適切ではないと空気の流れが、床下のどこかでたまり、効果がなくなってしまうかもしれません。
床下換気扇をきちんと業者に設置してもらえれば、カビの匂いや、畳のじめっとした感じもなくなります。

完全に対策をしたいと考える人は、床下の状況に合わせて業者に依頼するの手段の一つになります。
とはいえ、業者にもいい業者と、悪い業者いて、この判断を誤ってしまうと大きな出費になってしまいます。

しかし、知識のない状態でいいか悪いかを見定めるのは、難しいです。そこで気をつけたいポイントを紹介します。

最初に、ネットの情報を鵜呑みにしないことです。口コミのサイトや評価比較も多数存在しています。

しかし、オススメされている業者が悪質な業者だった、なんてことは実際にあった話になります。

サイトの宣伝にはどうしても偏りがあります。

悪質な業者の場合、どんな家でも一律の見積もりを提示し高額な費用を請求してきます。床下への対策の他にも、シロアリについてとか、色々と脅迫まがいのことをいってくる場合があります。

大切なことは、家に上げないことと、即決しないこと、ネットの情報を信じすぎないことです。本当に請求が妥当なのかどうか、冷静になって判断しましょう。

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シロアリ駆除業者について

床下の湿気に関係する業者は、特にシロアリの業者とも密接に関係しています。やはり、湿気が多い場所というのはシロアリの住処になりやすいからです。

だからこそ、業者は「床下の確認、無料でします」と言葉巧みに取り入ってきて、床下を確認すると「大変です! シロアリの住処になりやすいです! このままでは家が倒壊してしまうかもしれません!」なんて風な具合に迫ってきます。

そこで、提案されるのが割高な床下換気扇などです。

実際、消費者からの相談や苦情はこういった「知識のない事」に対して強、引なやり口のセールスに対してのものが多いです。

もちろん、悪いのは悪質な業者にほかならないのですが、ある程度の知識はもっておいたほうがいいかもしれません。

必要のない状態で、対策しても意味がありません。
ここで簡単な床下チェックを紹介します。

ぜひ参考にしてください!

  • 庭の土がいつも湿っぽい
  • 日光は十分に当たっているはずなのに、苔が生えている
  • 雨が降ると水はけが悪く、水が残る
  • 雨水が道路や、隣家から入り込んでくる
  • 床がふわふわとする
  • 畳の表面が湿っぽい
  • 通風孔が、塞がっていて機能していない
  • 押入れからカビの匂いがする
  • 押入れや、部屋の壁にカビがある

以上の9つのポイントになります。1つ当てはまったら注意が必要になります。
3つ以上あてはまったら、原因を探り対策を考えるべきと思って下さい。

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まとめ

自宅の床下がどんな状態になっているか、それは実際に見てみない限りわからない部分でもあります。
なんとなく最近家の中が湿っぽい、カビ臭い、など家の中や外で異変を感じたら早めの対応を心がけるようにした方がいいかもしれません。

自分でできることもあれば、できないこともあります。決して悪い業者ばかりではないので、きちんと下調べをして、信頼できる業者を探し、診断してもらい、適切な対策を施し大切な住宅を長持ちさせてあげましょう。

不安な点があれば遠慮なくご相談ください。
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0120-766-557(受付時間:9:00~20:00)

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シロアリ(白蟻)駆除はプロに頼んで巣ごと駆除しよう。
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記事の監修 石川 健一(いしかわ けんいち)

日本しろあり対策協会認定「しろあり防除士」

1968年愛知生まれ。一部上場マンション・ハウスメーカーからの転身者という経歴を活かし、「住宅設備を知り尽くした害虫駆除マスター」として大手家電量販店のリフォームセンター業務に従事。シロアリ駆除から水回りの湿気対策まで、床下に特化した工事を多数手がける。

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